
岡本太郎の「こどもの樹」、「こどもの城」が閉館しても青山通りに立ち続ける
東京の渋谷から表参道へ向かう青山通りに、芸術家の岡本太郎が作った「こどもの樹」というモニュメントが立っている。1985年に作られた作品で、高さは7.5メートルある。丸い枝の先には15の顔があり、笑った顔や怒った顔、話しかけているような顔、舌を出した顔など、表情はさまざまだ。1970年の大阪万博のシンボルだった「太陽の塔」に比べて、にらみつけるようなこわさはない。「こどもの樹」は、国の子どものための施設「こどもの城」が開館する際に、入り口に置かれた。ところが、「こどもの城」は建物が古くなったことなどを理由に、2015年に閉館した。今、建物のまわりはフェンスで囲まれていて、その外に「こどもの樹」だけが残っている。閉館から11年、「こどもの樹」は「相棒」をなくしたまま、ひとりで立ち続けている。